おすすめ記事 PICK UP!

【読書記録】「サンタはほんとにいるの?」佐治晴夫さんの本『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』より、と『宇宙が教える人生の方程式』

講演会『宇宙会議』の記事で紹介した理学博士でもあり、冠光寺流家元である保江邦夫さん。その保江邦夫さんご著書の本に出てきた理学博士(理論物理学)佐治晴夫さん、どんな方か知りたくなり、本を読んでみました。

どちらも文体と内容から佐治晴夫さんのあたたかいお人柄が伝わってきました。

この季節にピッタリで面白いと思ったのは『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』より、p148「サンタはほんとにいるの?」(2020年1月)。理論物理学者としての見解が、「なるほど!」と思えます。サンタが見えるはずがないのは、ここで、計算式が出てきます。なんと、計算式でサンタが見えないことを証明してくれるのです。そして、サンタが年を取らない理由もアインシュタインの相対性理論を用いて説明されています!そうだったんですね〜。

p71「思えば叶う」ってホント?(2019年12月)より、

「生きていてよかった、と思える瞬間があれば、先の見通しがついてさらに生きてみようという元気が出てくるものです。そのためには、どんなに小さなことであっても楽しみになる目的をつくることです。」

「自分が幸せだと感じることが、他者の幸せにも通じることになります。」

「最近の研究結果からいえば、人間には、ひとつの目的を設定すると、自分の意識としての自覚はなくても、周囲の状況から、その目的達成のために有利な条件を自動検索するような機能が脳に備わっていることが分かっています。つまり『思えば叶う』という状況が生まれるというわけです。」

『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』p71「思えば叶う」ってホント?(2019年12月)より

p62「これから」が「これまで」を決める?(2017年4月)より、

私たちは、未来を変える自由を『今』持っています。」

『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』p62「これから」が「これまで」を決める?(2017年4月)より

p187 「男女の不思議」(2016年7月)より、

お母さんは、ひとりでは何もできない赤ちゃんにつきっきりで一日中お世話をする。お父さんは、狩りに出たり家を建てたり、外に出て仕事をするようになりました。「父親には、世界はこんなにも広いんだということを子どもに知らせる役割がある。母親は、世の中はこんなにも温かいんだよということを知らせる役割がある」これは以前、北米に住む原住民の祈祷師が私に話してくれたことですが、今も深く心に残っています。

男性は目の生き物、女性は耳の生き物といわれる所以もこの時代の生活スタイルにあります。

男女には、様々な違いがあります。違いというのは個性なのです。男女の関係においては、それを人類進化の結果として認めることが大事です。750万年前に人類がどんな生活を送っていたのか探ると、男女に関する様々なヒントが見つかるかもしれません。

『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』p187 男女の不思議(2016年7月)より

など、その考え方、なるほどな~と深く入ってきました。

p182 女性が男性をつくった?(2016年8月)

『星の王子さま』の作者、サン=テグジュペリの言葉にこうあります。「愛するということは、互いに見つめ合うことではない。同じ方向を見ることです」。

男女の違いを受け入れ、価値観の違いを超えるには、「将来、家を建てよう、あんなことをしよう」と、ともに、未来の夢に向かって同じ方向を見ることが大切なのです。

『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』p182 女性が男性をつくった?

p185配偶者のいる方たちに伝えたいこと(2021年6月)

「相互理解」を深める最強の方法は、相手が関心を寄せている“こと”や“もの”に対して、心から共感することです。共感してもらえるということは、その人が丸ごと受け入れられていることの証になるからです。

『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』p185配偶者のいる方たちに伝えたいこと(2021年6月)

『宇宙が教える人生の方程式』からは、p50「 味覚を獲得した脳が社会を生んだ」より

誰でも、おいしいものを食べることによって、表情がゆるみ、互いのコミュニケーションの度合いが深まります。

しかし、これは人間性会の話であって、チンパンジーは相手に食物を与えることはしても、人間のように相手と対等に分かち合う関係は作れないといわれています。群れを作らない限り生きていけない孤独な私たちにとって、ともに食することは、重要な意味を持っています。

人間の食事の特徴は、与えることの喜びと、与えられることへの感謝の共存にあります。

『宇宙が教える人生の方程式』p50 味覚を獲得した脳が社会を生んだ より

p78 終わりのない今日から明日は始まる、「連続しているのに隙間があるという時間の不思議」、p128 気配は、後に残された微弱電流、のお話しも面白かったです。

関連記事

  1. 渋沢栄一さん、こんな人

  2. 【読書録】『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレディみかこ/新潮社

  3. 雑誌 ゼクシィ2022.3月号(1月21日(金)発売) 300円で特別付録『JILL STUART…

  4. 【読書録】「やりたいことなんて、なくていい。将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義」「エンタメの夜明…

  5. 『13歳からのアート思考 「自分だけの答え」が見つかる』VUCAと呼ばれる時代の生き方とは?

  6. 「鬼滅の刃」「大河の一滴」なぜ今人氣なのか・苦しみに寄り添い乗り越えるということ

  7. 《UNE PETITE PAUSEトートバッグパンダ》の耐久性と《宝島社 Mono Max トラディ…

  8. 本当のコミュニケイション上手って?その3 「『相手』と『私』の違いを知る」

  9. 2022スケジュール帳は、はせくらみゆきさんの「〈風の時代〉のステージアップ手帳」にしました

2023年12月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の記事

カフェ特集

PAGE TOP