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【八王子市夢美術館】『デミタスカップの愉しみ』展 所要時間・混雑具合・グッズなど

忘れられない本の一節。『こころのチキンスープ』という本だったと思う。「お茶を入れる時間は、待つ、を楽しみなさい。」「お茶を入れる時間だけは節約してはいけません。」そんな内容だった。フランスにはアール ド ヴィーヴルArt de Vivre「暮らしの中で芸術を楽しむ」という言葉もあります。

昨年、渋谷の松濤美術館で開催されていた『デミタスカップの愉しみ』。見逃してしまったことを残念に思っていたら、一年待って「八王子市夢美術館」でへ巡回してきてくれてよかった。

そう思いながら、会期は2022年11月27日(日)まで。残すところ、後5日。駆け込みで行ってまいりました。

コーヒーは、香りでその空間も幸せにしてくれますよね。

《アクセス》

JR八王子駅北口から徒歩約15分。京王線八王子駅から徒歩約18分。

今回は、JR八王子駅北口からバスで行きました。「6〜10」番乗り場から出ています。

バス停「八日町一丁目」で下車。その先の横断歩道を渡り、向かいにある「たましん」を目印に進みます。

「八王子市夢美術館」のフラッグが見えてきました。

美術館は2階です。

建物内に入り、案内に従い、エレベーターで上がります。

エレベーターに乗っても、分かりやすい案内↓。

降りるとすぐ目の前が「八王子市夢美術館」。

お手洗いは入口入る前に。右側に伸びる廊下の奥にあります。

入口入って右正面にチケット売り場。

その向かい側に、グッズ売り場があります。

《開館時間》

開館時間 10:00〜19:00(入館は18:30まで)

※開館時間は変更になることがあります。

《チケット》

チケットは現金と交通系電子マネーでの支払いが可能。【注意!】他の電子マネー、クレジットカードはご利用いただけません。

一般 900円。学生、65歳以上 450円。中学生以下 無料。

《コインロッカー》

展示室入口前の左側にあります。縦に長いタイプです。

100円玉が必要。使用後は返却されます。

11時前はわりと空きがありましたが、12時前にはほとんど埋まっていました。

《所要時間》

11時前に入って、ゆっくり見て回って、40〜45分くらいでした。

もっとゆっくりしたかったのですが、その後の予定のため、後ろ髪を引かれながらもこれくらいで。

《混雑状況》

次々に来場者が訪れていましたが、展示ケースの前で、ゆっくり一点一点観ることができましたよ。

《グッズ》

一筆箋 ¥495や、メモ帳 ¥550 、マグネット、ポストカード ¥150、A4サイズのクリアファイル ¥440、かわいらしいブルーの地にデミタスの写真が配された図録¥2,200やイギリスアンティークの本など。ミニチュアのカップアンドソーサーも!

松濤美術館では図録は完売していたので、こちら八王子市夢美術館で手に入って嬉しいです。

会場の外には人気投票のコーナーもありましたよ。

《見どころ》

所蔵者の村上和美さんがデミタスカップを集めることになったきっかけも子供時代の母の影響って大きいんだなぁと感心。シノワズリからジャポニズム、アール・ヌーヴォー、アール・デコと時代の流れに沿って展示、説明も分かりやすい。

「デミタス」はフランス語で“小さなカップ”を意味するのですが、清少納言が枕草子の中で「小さいものは可愛い」と言ったこともここで紹介されていました。いやいや本当にデミタスカップたちの可愛さに心が喜びました。

イギリスは紅茶のイメージが強いですが、デミタスカップも作られていたんですね。ミントン以外にもたくさんの窯元・会社があって驚きでした。

IMARI(伊万里)と呼ばれる佐賀県の有田で焼かれたデミタスたち、あの時代に佐賀のあの山の間にある窯元から海を渡って欧州の貴族たちの心を震わせたなんて、山と豪華絢爛な貴族のお城との対比が面白いと感じました。

金と赤や青のIMARIの色合いと、ブルーやミントグリーン、ターコイズブルー、愛らしいピンクやイエローのヨーロッパの窯元の色合い。

ガラス製のデミタスもまた息をのむほど緻密で美しい。

ドイツやチェコの窯元も、いい!

装飾の形、かたちのお花畑、華やぐ技法、覗いて楽しむ、デミ・デミ・パーティーと見る楽しみ。第9章「デミタスの愉しみ、デミタスの喜び」では厳選された10点にコレクターの村上和美さんがそれぞれのカップに寄せる思いを綴られていました。

329 カミーユ・ノド(フランス)プリカジュール草花文カップ&ソーサーは絵柄のように見えて実は透かしにエナメル七宝が施されているのですね。プリカジュールという技法だそうです。はぁ〜とため息が出そうな繊細な作品です。

くーっ!と心満たされる空間でした。

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