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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展と東京駅グランスタ東京「TOBEI」のお弁当

前売り券を買っていた上野の国立西洋美術館『ロンドンナショナルギャラリー展』「日時指定制」となったのでファミリーマートで前売り券・招待券を持っている人用の『日時指定券』200円を購入し、出かけました。(ネットからも購入可)。

【今回の展覧会について】

今回の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(10月18日(日)まで)は全61点が日本初公開。この展覧会が、館外で初めて開催される大規模な展覧会になるという本当に歴史的にも貴重な機会なんだそうです。本当に開催されて良かった。そして、フェルメールの作品や今回のポスターなどにもなっているなんと言ってもゴッホの「ひまわり」。ゴッホは生涯で7点の「ひまわり」の作品を残していますが(そのうちの一点が東京・新宿の「SONPO美術館」で所蔵されています) その中でもゴッホが特に気に入ったものの2枚に自らのサインを入れていて、今回観ることができるのがその2枚のうちの貴重な1枚なのです。むか〜し、教科書や資料集で見た「ひまわり」は一体どれなんだろういや、思い出したけれど、初めて見たのは教科書ではなく、多分、母親が買ってくれた「アカデミア」という百科事典だった氣がする!

【展示室入室までの流れ】

11時半から12時入場の枠を取っていたので、11時25分くらいに到着。

まず館内入ってすぐに手指を消毒することになっています。足でペダルを踏んでスプレーするタイプもありました。検温は無し。

ロッカーに貴重品以外は預けて、温度設定低めと聞いていたので、カーディガンも羽織ってから、入場口へ。

まだ、〜11時半入場の方を案内中で、11時半〜12時入場の人の列は左側(カフェすいれん前)の方に並びました。室内で待てるのはいいですね。

途中、「日付指定券をお持ちでない方」の当日配布分と思われる方がディズニーランドのファストパスのような感じで、間に入る感じでした。

展示室に入れたのは、11時40分過ぎくらいでした。

「ひまわり」の撮影スポットで写真撮りそびれちゃいました。

マスクは「鼻も覆ってください」と展示室に入る前に警備員さんから声をかけられている方もいらっしゃいましたよ。

【展示室内の様子】

決して人は少なくもなく、音声ガイドのあるところは人だかりでしたし、入り口も混んでいました。

係の方が「列は作らず、空いているところからご覧ください」と案内されていました。そんな感じで、空いているところからゆっくり観て周り、音声ガイドのところは、ちょっと少なくなった頃を見計って絵の前に行きました。右から、左から、正面からと余すとこなく観賞できましたよ。

【展示の内容】

  • イタリア・ルネサンス絵画
  • オランダ絵画の黄金時代
  • スペイン絵画
  • 肖像画
  • 風景画
  • フランス近代美術

美術史を網羅して観賞できるのが、美術史入門者にも分かりやすく、観賞しやすい構成で、またこれまで色んな美術展や美術館をご覧になった詳しい方にとっても、充実の納得のいく展覧会だと感じます。

ロンドン・ナショナル・ギャラリーの流れやコレクターについても一部屋で詳しく紹介されていてより理解できると思います。

常設展の松方コレクションもそうですが、美術品を展示し、たくさんの人に観てもらいたいという思いと、時代の荒波や戦火を潜り抜けて、この一枚の絵の前に今私たち立つことができるというこの奇跡。

〈聖書〉、〈ギリシャ神話〉にも興味が広がります。

ゴッホがゴーガンとの生活を夢見て、結局一緒に暮らすも合わなくなってゴーガンが出ていって、「耳切り落とし事件」があり、自ら命を絶ったというところは知っていましたが、ゴッホがこの南仏アルルの地で画家たちの集える場所を作ろうとして「黄色い家」を準備していて、その中の一人がゴーガンだったというのはこの展覧会で知りました。2019年末から上野の森美術館でゴッホ展があっていて、氣になりつつも、私が知っていたのは「耳を切った人」とか、そんなイメージしかなくて、それであの「星月夜」の糸杉と月夜の空のグルグルが、迫ってきて、実物を見たら苦しく感じそうで、足を運ぶのを止めたけれど、そして、それは、狂気が伝わってくるからなのかと思っていたけれど、私は、あまりにもゴッホを知らなさすぎたと氣づき、やはり行けばよかったとそれはとても心残り。そして、その観ないようにしていた恐怖感は、もしかしたら、あまりにも純粋なゴッホを知ることの怖さというか、ゴッホの絵は狂気ではなく、もう究極のところの純粋さなんだと、今回の展覧会の絵を観て、振り返って、噛み締めているところです。

ゴッホの期待と仲間と集いたいという思いと失望の胸の内を思うと胸が締め付けられる思いですが、こうやって時代を超え国境を越えたくさんの人に観てもらうことでその思いが少しでも癒えるといいなと願います。

おなじみのクロード・モネの「睡蓮の池」やエドガー・ドガの「バレエの踊り子」、珍しいなと思ったのはポール・ゴーガンが静物画?と思った「花瓶の花」好きだなと感じました。。

【所要時間は】

ゆっくり見て回って2時間くらいでした。

【グッズ売り場】

グッズ売り場は、人数によっては入場制限されることもあるみたいです。入口と出口が決まっていて、列に並んで入店。

ポストカードを買いました。(1枚税抜き150円)

時計回りで左上から「ジョジョア・レノルズ《レディ・コーバーンと3人の息子》」(時代的に、聖母子像と重ねられて、その授乳の姿も「慈悲」の象徴でもあったようです)、「カルロ・クリヴェッリ《受胎告知》」(この展覧会の図録の表紙にも採用されている絵)、「フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》」(なんと言っても本人お気に入りサインを施したうちの1枚)、「アンリ・ファンタン=ラトゥール《ばらの籠》」。

「ひまわり」のグッズも充実していましたよ。

あとは、ポーチ(税抜き1,000円日本製)、バックなどにつけるチャーム(税抜き700円)、クリアファイル、ノート、中身がわからないクジ的な缶バッチ(税抜き300円)など。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は上野の国立西洋美術館では10月18日(日)まで。その後、大阪の国立国際美術館に巡回します。大阪での会期は11月3日(火・祝)〜2021年1月31日(日)。

【常設展の「松方コレクション」なども、こちらのチケットで観ることができます】

常設展もこちらのチケットで観ることができます。今回は、何点か新しい絵が入っていました。ロンドン・ナショナル・ギャラリー展にちなんでイギリスの画家の作品も揃えられていました。

国立西洋美術館は今年(2020年)10月19日(月)〜2022 春(予定)まで全館休館になるので一緒に観ることができてよかった。

【おまけの「上野グッズ」】

11時半までにちょっと時間があったので、前回、東京国立博物館での「着物展」の時に立ち寄った、JR上野駅公園口出てすぐのお土産ショップ「パークスう上野」へ立ち寄りました。

「赤富士」のチケットホルダー390円(税込)でマスクケースとしての使い方もおすすめされていたので、買ってみました。

こちらはいつも丁寧にこのギンガムチェックの紙袋に入れてくれる。なんかそう言うところも心温まる。

開くとこんな感じ。

【東京駅・グランスタ東京「TOBEI」のカップお弁当】

先月、東京駅改札内のグランスタ東京にある「TOBEI」さんのこのカップシリーズ、お値段も手頃で、美味しかったので東京駅まで足を伸ばしました。

外袋は有料ですが、梱包も、無料で保冷剤をつけてくれて、汁がこぼれないようにビニール袋に入れてくれるまではお店の方がしてくださるのでマイバック持参でも助かります。

↓右はこの前買った「和風サラダ」エビ、水菜、レンコン、ひじきなど。ドレッシングは胡麻の風味も程よく重くなくて良い。(税込380円)

左は「たこめし」ごはんにほんのりタコの風味が残っていて、プリプリのたこの大きさも量もちょうど良い。(税込330円)

おしぼり付き割り箸もつけてもらえます。

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