9月13日に最終回を迎えた日テレドラマ『こっち向いてよ向井くん』より、やっぱり、こういう考えでいたほうがいいなぁと思えた場面。記録しておこうと思います。
第6話より。
就活の際もこれといってやりたいことがなくて、とりあえず、ネームバリューも条件も一番いいところに就職した杉さん。それもすごいことです!が。仕事も楽しくてやりがいもあったそう。でも、このままでいいのかなと。やっぱり家庭も持って家族がいたほうが寂しくないかなと、当時付き合っていた彼に自分からプロポーズして今の家庭がある杉さんの言葉。
「今はもう寂しくないの?」と聞かれ、
独身でも、結婚してても、母になっても、好きな仕事をしてても、寂しいときは寂しい。
だったら、そんなことにとらわれないで、どうすれば楽しくなるかだけに全力を注ごうかなって。
誰かに依存したりしないで、自分は自分の人生をめっちゃ楽しむ。そのためにがんばろう。
日テレドラマ『こっち向いてよ向井くん』第6話より
いい生き方だなと思いました。
もう一つ。最終話で向井くんが坂井戸さんに言ってたセリフ。
あぁ、子どもでもいればなぁ。
子どもがいれば、もう一度全部体験できるなぁと思って。
ほら、子どもの頃楽しかったイベント、誕生日会、クリスマス会、入学式、夏休みの旅行に体育祭、文化祭、そういうの。
子どもがいれば、親の立場でもう一度経験できるのめっちゃ嬉しくない?
日テレドラマ『こっち向いてよ向井くん』最終話より
と。
この考え、今年上半期、実際の生活の中で耳にした、私にヒットした言葉だったのです。
今年の新しい出会いで、こんなふうに年齢を重ねていけたらなぁ、この年齢のときにこんなふうになっていたいなぁと思えたご年配の女性。70代とのこと。小学校での読み聞かせのボランティアを始めて7年だそうで、その方からの言葉。
「毎月、緊張もする機会でもあり、でも、どの本にしようかなと考えて、緊張する時間があってもいいものよ。そして、先輩から掛けられた『子育てはもう一度自分の人生をも生き直せる機会だよ』という言葉を、これから子どもと関わっていく人たちに、そのまま贈りたい言葉です。」
向井くんも同じようなこと言ってるなぁ、と思いました。
子どもと向き合うのは、自分の思いどおりにはいかないこともあり、骨の折れることもありますが、やっぱりその成長過程、発達過程をそばで目にして過ごせるのは喜びでもあり、驚きでもあり。そこに自分の親がいれば、自分はどうだったかも聞けて、親へのありがたみも、自分への微笑ましさも感じられるんじゃないかな。残念ながら母が他界してから子どもたちと関わることになって、思うのはもっと母に自分の子どもの頃のこと聞いておけばよかった、もっと母と話したかったなぁということだったりします。
今の世の中は、世代が分断されていて、世代間の交流や触れ合いが取りづらいような氣もします。でも時々でも、違う世代の人や立場の違う人たちと接するよう心がけたいなと思っています。