歳を重ねることにどんな思いがありますか?
特に女性は、「いやぁねぇ」というのが世の常識だったりしますが、今年で50歳、その時を迎えることを楽しみに待つことができたのは、上野・東京文化会館の50歳以上を対象としたミュージック・ワークショップ『アンサンブル喫茶店へようこそ!』のお陰です。
チケット購入時に、「当日は年齢の証明ができるものの確認があるかもしれません」と聞いていましたが、確認はありませんでした。
受付は13時30分から。ワークショップ開始は14時からです。
この日は午前中職場の防災訓練で、急いで駆けつけて13時40分頃に上野に到着。それから受付をしました。受付時に保険のため連絡先を記入します。その後は、小ホール前のロビーで開場の案内があるまで過ごします。開場の案内は、ワークショップ開始5分前の13時55分から始まりました。
小ホール内では飲食はできないので、水分補給をされる方はロビーに出てからお願いしますとのこと。ワークショップの流れも説明がありました。
【あれ?いつもとステージの雰囲氣が違う?】
この日の曲目はベートーヴェン。彼は散歩が好きだったそうで、そんな彼の氣持ちを味わってみようとこの日はステージがなく床がフラットになっていて、ワークショップ中、音楽に合わせて体を動かしながら輪を作ったり、参加者の皆さまと挨拶を交わしたり。
小ホールは「音の響きが素晴らしい。ボールペンなど小さなものを落としても会場全体に広がる」と聞きました。そこで鈴や小さな手に持てるくらいの色々な楽器を並べられていて各々が興味のある楽器を手に取って、会場の中を散歩しながら楽器の響きを楽しみました。パッと見、楽器には見えない棒のようなものは、捻りながら鳥の歌声に聞こえるような音が出るものでした。
太鼓は形の違うものがあって、それも自分で響きを試して選びます。雷をイメージしたり花火をイメージした叩き方をしました。
ワークショップは始終和やかな空氣で、1時間半があっという間に過ぎました。
新型ウイルスも5類に移行し、希望をすればワークショップリーダーさんたちと一緒に記念撮影の時間も設けられていましたよ。
こんな贅沢な時間、参加費が税込みで550円なのです。
ちょうど藝祭も上野公園で開催されていて、お隣の席だった方と一緒にアートマーケットまで行きました。
明るい氣持ちになりますし、身体から元氣も湧いてくるような時間でした。