夏の土用の期間は、ゆっくり過ごすことにしようと思っていたのですが、7月最後の週末は東京藝術大学の公開講座に参加しました。
【参加したのは『フェルトの小物入れを作ろう〈デジタルファブリケーション〉』】
公開講座には、半日のコースから数日間通うものもあります。申し込んだのは事前準備もなく、手ぶらで参加でき、半日13時〜17時で仕上げる『フェルトの小物入れを作ろう〈デジタルファブリケーション〉』のコース。
場所は上野キャンパス芸術情報センター(AMC)。開始10分前の12時50分ころに到着。すでに参加者の皆さん、ほとんどお集まりでした。
【作業の流れ】
講座を担当している学生さんから、まず、この日の作業の流れや時間配分の説明がありました。
- 「芸術情報センター(AMC)について」
- 「デジタルファブリケーションとは?」
- 作業工程「用意されたフェルトに好きな色のカラースプレーで好きな模様を付けていく」→「レーザーカッターでトレイ型を切り取る」→「UVプリンターで藝大のロゴマークを印刷」→「組み立て」→「作品写真撮影」→「作品発表」
用意されたフェルトに好きな色のカラースプレーで好きな模様を付けていく
スプレーを使う作業は屋外に出て。使い捨てエプロンが準備されていました。周りの人の作品や服などにカラースプレーが付着しないように風向きや距離も考慮しつつ、そして、切り取り部分や柄が出る部分を考えながらスプレー。難しかったところは、先にいい色が出ているところを残しつつ、まだ色がついていないところに別の色をスプレーし、全面にいい感じに仕上げられるよう、スプレーの噴射加減を調整するところ。それから、うまく行ったスプレーの模様の部分が結局切り取られる部分だったり、端の組み立て部分だったりで模様がうまく出なかったところも。
スプレーで模様が出来上がった人から、次の工程のレーザーカッター。暑いのもあって、このくらいでいいかなと早々と室内へ。
レーザーカッター、UVプリンターの工程は藝大の学生さんが機器の操作をしてくれます。レーザーカッターはあっという間に出来上がりますが、UVプリンターは少々時間がかかるので、他の参加者の方が終わるのを待っている間に、学生さんが作った作品やラボに置かれている本など自由に手に取り閲覧できるようにしてくださっていました。また、質問もあったらどうぞとのこと。この辺りで参加者の皆さんも打ち解けてきて、会話もはずんでいました。
組み立てはワンステップで。切り込みに通すだけ、と不器用な私でも苦なくちゃんと使えるように製作ができました。
学生さんたち、作り方を工夫されていて、発想が豊かだなぁ。
皆さんの作品、テーマは夜空、だったり、カラースプレーを一色使いの濃淡で仕上げられていたり、とそれぞれに思いを表現されていました。
出来上がった小物入れと修了証書。
予定の17時より大分早めに終わって、これくらいが楽で樂しくて私にはちょうどよかったです。