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【読書記録】『いつか来る死』糸井重里・小堀鷗一郎/マガジンハウス

来年の手帳を「ほぼ日手帳」にしてみた繋がりで、糸井重里さんの本を読んでいる。

『いつか来る死』はコロナで人々の生活が一変した中で、医者をされていた小堀鷗一郎さんと糸井さんの対談本です。小堀鷗一郎さんの母方の祖父はあの文豪・森鴎外、父親は油彩画家の小堀四郎という環境で、その二人、正反対の性格だったそうで、それを反面教師として育ったそうです。

【「やりたいことをやる」という考え方】

なかなかそう思っても周りとの兼ね合いとか考えたら、その全部を行動に移すのにものすごいエネルギーがいったりするけれど、糸井さんの考えを知ることができた。

糸井が語る 先がそんなにないと思うとピリッとする

なんでもはできないなら、好きなことをやろう

 先がそんなにないと思うと、ピリッとするんですよ。「なんでもはできないんだから好きなようにやろう」と度胸が出る。ささいなことですけど、少し遠出して鰻を食べに行ったとして、ふと「俺、ここまで来て鰻食うこと、二度とないかも」と思ったりするんです。なんでもはできないなら、本当にやりたいことをやらなければ。そういう覚悟や勇気が出てきます。

 若い人のほうが、慎重ですよね。先があることを考えると、おいそれと踏み込めない。「先はわからないんだから」って、よくある言葉ですが、年をとると本当に思うんですよ。わからないからこそ今やろう、と思えるのは年寄りの特権です。

『いつか来る死』糸井重里・小堀鷗一郎/マガジンハウス 糸井が語る 先がそんなにないと思うとピリッとする P72〜P73

【「どんな人生にしたいか」参考になるところ】

親を見送ったり、体力も昔のようには行かなくて、ここらでもう一回どんなふうに生きていたいか考えてみたりした。

けっこう楽しく生きてきたから、今死んでも平気だって思います。それは、ありがたいことですよ。感謝したい。楽しく生きてこれた理由の一つは、自分自身なんだと思います。みんなに感謝できる人生にするために、ぼくもそれなりの努力をしてきました。

 ぼくがみんなに感謝できない生き方をしていたとしたら、みんなからも感謝されないし、「あー楽しかった!」で終われないんです。ぼくありきの、ぼくのまわり。だから、自分も含めてみんなに感謝したい気持ちです。

『いつか来る死』糸井重里・小堀鷗一郎/マガジンハウス 糸井が語る 先がそんなにないと思うとピリッとする P83

糸井さんの「みんなに感謝できる人生にするために、ぼくもそれなりの努力をしてきました。」という姿勢、取り入れたい。

【「真似」から入る】

「学ぶ」の語源は「真似る」からきているとい説もあります。

糸井 ぼくは、カッコいいなと思う人を、真似して生きてきたんです。「あれはいいなあ」と思ったら、すぐ「できないもんかなぁ」と考える。小堀先生の、本当のことを言いながらお互いを傷つけないところを探し、自分の腕を磨いて仕事をする生き方、これまたカッコいいなぁと思います。

『いつか来る死』糸井重里・小堀鷗一郎/マガジンハウス 糸井と小堀が語る② 死と手をつなげたら P89

【ほとんどの人が経験するであろう「家族の死」について】

家族の死には必ず後悔がつきまとう

本人の希望を叶えても、叶えられなくても、残された家族は何かしら後悔するんです。ああしてあげればよかった、こうしてあげればよかった、と思い続ける。それは仕方のないことで、時間をかけて納得していくしかないんでしょうね。

『いつか来る死』糸井重里・小堀鷗一郎/マガジンハウス 小堀が語る 家族の歴史も事情もそれぞれ

同居していた祖父を見送ったときも、祖母を見送ったときも、母を見送ったときも、「もっとこうしてあげたかった」「ああしてあげたかった」とずいぶん引きずった。時間が癒やしてくれたのは確かですが、こんなふうに言ってもらえたら、心の重荷が少しでも降ろせる。

【「ちょうどいい」ということ】

これは特に心がけておきたいし、自分のものさしの参考になるとおもう。

真面目な人ほど、「これでは足りない」とついやりすぎてしまうところまでいってしまうことがあると思う。徹底的にやりたくなるのは不安から来ていることもあるのかも?あとは、周りから「努力が足りないんじゃ?」って言われたりして気になってしまって、無理したりとかね。そういうときにこの言葉を思い出そうと思う。

今思うと、ぼくは若い頃から諦観の練習をしてきたのかもしれない。練習というのは、自分に対して「それ以上はおもしろい?」と問いかけること。仕事にしても、人間関係にしても、やりすぎると「おもしろくない」ところまでいってしまうんです。

生きることも、「それ以上はおもしろい?」という質問に対して「そうでもないな」と答えるポイントがあると思います。「このへんでいいんじゃないかな」というところ。そこを見誤ると、絶対死にたくない、意識がなくても延命したい、という「おもしろくない」状態になってしまう。

『いつか来る死』糸井重里・小堀鷗一郎/マガジンハウス P60

この「おもしろくない」状態に自分で無意識のうちになっていると、周りにも強いてしまってたりして、周りの人を苦しくさせたり、「おもしろくない」思いにさせたりしてしまうってことも自覚しておこうと思っている。

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