上野は動物園、美術館、博物館だけではなく、ここJR上野駅公園口改札を出て真ん前の東京文化会館では、本格的なオペラから小さな子どもが楽しめるミュージックワークショップまで様々な楽しみ方ができます。
【東京文化会館】
JR上野駅公園口改札出て目の前の左側の建物。
東京文化会館を建築の観点から見るのも面白いです。設計は前川國男さん。同じ上野公園内にある東京都美術館も前川さんの設計です。お向かいの世界文化遺産に登録された国立西洋美術館をデザインしたル・コルビュジエの事務所でもお仕事をされていたという前川さんです。
その東京文化会館、演奏者の皆様にとっては〈コンクール会場〉としても親しみのある会場なんだそうです。
「上野deクラシック」は東京音楽コンクール入賞者のコンサート出演機会でもあります。
【チケット】
東京文化会館チケットサービスにて。オンライン、または窓口で購入できます。
金額は¥1,100〜¥2,200。
【当日券のチケットはどこで買うの?】
当日券は、通常のチケット販売窓口ではなく、直接、コンサートが開催される小ホール前の入口のところで販売されていました。
金額は¥1,100。
【行けてよかった】
この日は行こうと思えば出勤前に立ち寄ることも可能な時間帯。行こうか迷いましたが、悶々するより行ってみよう!
実際、演奏が聞けるのはもとより、聞きにいらっしゃっている皆様と会場で一体となって鑑賞できるのも、その雰囲氣がいいですよね。
ヴァイオリンとピアノの回でした。ヴァイオリンは第19回東京音楽コンクール弦楽部門第1位の福田麻子さん。当初の予定ではピアノは吉武優さんでしたが、三又瑛子さんのご出演でした。
福田さんも、三又さんも、お二人の息も合って、やはり生演奏を間近で聞けるのは喜びでもあります。
福田麻子さんが心に留めている言葉は「音楽はその人自身をあらわす鏡である」だそうです。
選曲の説明を始め、MCも分かりやすくてよかったです。
フバイの『カルメン』による華麗な幻想曲 Op.3-3は、福田さんにとって思い出深い曲だと聞きました。コンクールの時にこの東京文化会館で演奏した曲で、人前に出て演奏するのは初めてだということでした。そんなエピソードを聞けるのもいいですね。
何しろありがたいのは、ほんとに、お財布に負担のない金額で、素晴らしいホールで、素晴らしい演奏を生で体感できることです。
ぜひ、ご都合が合う時に、足を運んでみてください。