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【10/2(日)まで!】埼玉県立近代美術館アクセスと「シアトル→パリ 田中保とその時代」所要時間、混雑具合など

展覧会のチラシで知った「埼玉県立近代美術館『シアトル→パリ 田中保とその時代』」。

駆け込みの観賞になりました。

海を渡って活躍しているのに、「祖国で認められたい」と思っていたことがチラシの説明にありました。それを聞いて、わたしが思い浮かぶのは藤田嗣治さんですが、田中保さんのことも知ってみたいなと思い、足を運びました。

【JR京浜東北線「北浦和駅」から埼玉県立近代美術館までのアクセス】

JR京浜東北線「北浦和駅」改札口を出て、左手の西口へ。通路、突き当たると地上に下りる階段が左と右に分かれています。左からでも右からでも大丈夫です。階段を下りて、ロータリーをぐるりと回り、県道118号(ほかの道より大きな道路なのですぐ分かります)に出ると、その先に見えている木々の緑が埼玉県立近代美術館(MOMAS)のある北浦和公園です。

直進して北浦和駅入口の信号を渡り、公園の緑の奥に見えている建物が埼玉県立近代美術館(MOMAS)。

駅からのアプローチもいいですね。森に誘われ、森の奥に斬新な建物が現れる。

建物のデザインは黒川紀章さん。黒川紀章さんは他に「国立新美術館」などもデザインされています。

【感染症対策は?】

入館の際に手指の消毒。検温はカメラによるもの。

入口と出口が分かれています。

その後、↓「入館者カード」を記入して、チケット販売窓口の手前に設置されている透明の箱に入れます。

【チケット】

一般 900円(720円)、大高生720円(580円)※()は20名以上の団体料金。

このチケットでMOMASコレクションも観賞できます。

【ロッカー】

ロッカーは1階、2階にあります。100円玉が必要です。使用後は戻ってくるタイプです。

1階はチケット販売窓口の後ろにあります。2階は展示室前にあります。

「シアトル→パリ 田中保とその時代」

【グッズ】

図録は完売していました。追加販売の予定はないとのことです。

ポストカードは旧郵便番号タイプのものは63円〜。

【展示室】

展示室は2階です。階段かエレベーターで展示室に向かいます。

【撮影は?】

写真撮影は可能なものとそうでないものがあります。

撮影禁止マークが書かれているものは撮影できません。

【所要時間は?】

〈11:20〉展示室に入り、展示室を出たのが〈12:20〉、途中、椅子に座って休憩も取って、ちょうど1時間くらいでした。

【混雑具合】

前にも後にも次々にお客様がいらっしゃっていましたが、入場制限や列ができるようなことはなく、空いているところからゆっくり観られる感じでした。

【展示内容】

第1章 田中保、船出する

埼玉県の岩槻で武士の家に生まれて、18歳で横浜からシアトルへ。絵画教室に通い、そこで栃木出身の清水登之さんと出会います。先生はアカデミック派だったと。栃木県立美術館所蔵の清水登之さんのデッサン、絵画も並んで観賞できます。

田中保さんの《1 自画像》と清水登之さんが描いた《2 田中保像》も併せて観られるのが面白いと思います。

中国からの移民に厳しくなって、その後日本からの移民にも風当たりが強くなっていく時代。

第2章 シアトルの前衛画家

ここでは、田中保さんが作風を試行錯誤していく過程が観られます。

キュビズムだったり、海の波も特徴が見えます。

まだ時代が人種・国籍を超えて結婚することを受け入れ難かったときに、美術批評家のルイーズ・ゲブハート・カンさんと考え方など氣が合い、結婚へと至ったことも2章で紹介されています。

第3章 肖像画が明かす人間関係

ルイーズさんのつてなどで、肖像画を描いていたりします。ルイーズさんは夫である田中保さんのために尽力していたのですね。

肖像画だけではなく、静物画も観られます。

第4章 パリの異邦人、ヤスシ・タナカ

田中保さんとルイーズ、二人は日本に帰ることを強く心に願いながら、結局、パリへ渡ることに。

エコール・ド・パリと呼ばれていた画家たちの活躍している頃です。田中保さんはそちらには属さなかったようです。

チラシの絵はこの章《59 黄色のドレス》です。

パリでは藤田嗣治さんとも交流があったようですが、パリ在住の日本人画家とはなかなか打ち解けることがなかったようで、悪口を言われたりすることもあったようです。切なくなりますが、やはりルイーズさんは夫を支えていますね。

ここでは、清水登之さん、藤田嗣治さん、佐伯祐三さん、ジュール・パスキン、キスリング、エルミーヌ・ダヴィッドの作品が展示されています。

藤田嗣治さんと佐伯祐三さんは東京美術学校(現・東京藝術大学)

佐伯祐三さんの《53 門と広告》、インパクトがあって好きな作品。

第5章 パリのサロン画家

国立西洋美術館のコレクションの元になっている松方コレクションに加わった《裸婦》に似た構図もありますよ。

18歳の時に生き別れたお母さんの訃報を受け、結局、田中保さんとルイーズさんは日本へ帰ることを断念します。

ずっと、諦めずに試行錯誤しながら、パリでは活躍し認められた田中保さんも帝展で落選だったり、日本に帰ること、日本で認められることは叶わなかったのですね。

「努力は報われる」ことばかりではないけれど、それでも、諦めずに絵を描き続けた田中保さんとルイーズさんの姿勢に心打たれました。

そして、その周りの日本人の画家さんたちも、複雑な時代であったにもかかわらず、異国の地で精一杯過ごされていた姿が思い浮かび、励みになりました。

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