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恐怖「目に見えないもの」の乗り越え方・昔の人の知恵

昨今は、自然災害などを含め”これまでに経験したことのない”と表現されることが身近に起こったりして、これまでの当たり前が変わらざるを得ない経験になったりしているわけですが、今年は、また、思いがけなく!?感染症が世界的に広がり、世界的規模でこれまでの当たり前が見直され、変わらざるを得ない状況になりました。

そして、『新型コロナウイルス』のニュースのたびに、目には見えないけれど、顕微鏡で見ると見える、あの顕微鏡写真のウイルスの正体が映し出されるのって、実は恐怖や不安を和らげる効果に繋がるらしいのです。

今年の8月6日(木)放送のNHK総合『ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!【妖怪のおなまえ】』で語られていた「鬼」について。

【『鬼』の存在って?】

時は平安・室町時代まで遡ります。

『百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)』って聞いたことありますか?

室町時代に描かれた『百鬼夜行絵巻』。番組ではレプリカを開いて見せられていましたが、それこそが「鬼」のルーツ。

”百鬼” 

百の鬼というお名前ですが、描かれているのは奇妙な姿形をした妖怪たち。

かつて「鬼」というお名前は このような妖怪の総称だったんです

NHK総合『ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!【妖怪のおなまえ】』

という説明がされていました。

佛教大学教授 世界鬼学会会長 八木 透さんのお話しが、とても分かりやすかった!

当時 科学の知識が全くない時代ですから 人々は何か悪い恐ろしい目に見えないものが 人々に 色んなことが襲いかかって来るんだ

というふうに思っていたので

目に見えない恐ろしいモノ

「隠れる」という意味で隠=オン

という言葉が やがて 隠(オン)=オニ という変わっていった

つまり 恐ろしい何かが闇にひっそり隠れる(「和名類聚抄」より)

隠(オン)の語源だったのです

NHK総合『ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!【妖怪のおなまえ】』佛教大学教授 世界鬼学会会長 八木 透さんのお話し

どうやら「正体が分からない」「目に見えない」というのに、人間は恐怖を感じるようです。

八木さんのお話しは続きます。

お名前がつくと 存在が見えるような気になります

には いろんな意味があって 例えば 人間にとっての悪 非常に怖いもの

更に 本当にいるのかどうか分からないような仮想の敵 こういうのもやっぱり鬼ですね

NHK総合『ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!【妖怪のおなまえ】』佛教大学教授 世界鬼学会会長 八木 透さんのお話し

名前をつけることで、認識できるようになる。認識できるとちょっと怖さが和らぐんですね。

現代、科学が発達して病気などは「ウイルスや菌」が原因だと分かって、顕微鏡を覗けばミクロのものもその存在を目で捉えることができるとは言っても、普段、普通に生活しているのでは、肉眼で目にすることはできません。

この目に見えないに対抗しようと 闘争心が起こります

まさに それが おなまえパワー

NHK総合『ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!【妖怪のおなまえ】』佛教大学教授 世界鬼学会会長 八木 透さんのお話し

科学や医学の技術が今より進んでいなかった当時の人々は、未知の脅威に 名前をつけて 立ち向かったのです。

【人の心にも棲んでいる鬼とは?】

人間の心の闇の中に存在する鬼

嫉妬や恨み、憎しみ、負の感情を抱いた時、人は「鬼」になりうるのです。

人間が鬼に近づく第一歩が「生成」「生成(なまなり)」という能面は、まだ人間の表情をどこか残している。人間が怨念や恨みを抱いて鬼になるというのはね よくよく考えてみると 本当に悲しいこと。

ある意味で鬼は人間の写し鏡という性格もあるのかもしれませんね。

NHK総合『ネーミングバラエティー日本人のおなまえっ!【妖怪のおなまえ】』

今、記録的大ヒットと言われている『鬼滅の刃』。人が鬼になり、でもその背景には悲しい動機があり、主人公の炭治郎が斬るんだけれども、その気持ちを理解し、なぐさめようとする姿も描かれていますね。

そして、神社の御神体は鏡だったりします。「鏡から『我(が)』を取ると『神』」と言われたり、「自分の姿を写してみる」ということでもあるのかもしれません。

【他にも『目に見える化』で役に立つこんなこと】

例えば、プレゼンやスピーチなど人前で話すときって緊張しませんか?

そんな時も、『目に見える化』が役に立つそうです。鴻上尚史さんの本で読みました。

そして、「同調圧力」を代表する『息苦しさに対して』の対処の仕方も、まずは「敵を知るということ」ということで、『「空気」を読んでも従わない 息苦しさからラクになる』(岩波ジュニア新書)という本に書かれていたので紹介します。

敵を知るということ

戦いというものは、敵の正体が分からない時が一番、怖いのです。

(略)

これが、「敵です!」上空からです!人数は30人!装備はアメリカ軍と同じです!」だと得体のしれない怖さはぐっと減ります。

自分が何をしたらいいのか、戦えるのか逃げたほうがいいのか、どんな風に戦ったらいいのか、どっちの方角に逃げたらいいのかが分かります。

『「空気」を読んでも従わない 息苦しさからラクになる』(鴻上尚史/岩波ジュニア新書)

そんな感じで、プレゼンやスピーチ、人前で話すときに『緊張する』という方にオススメの方法が、準備段階で、【話を聞く相手のことをあらかじめリサーチして知る】ということです。

自分が緊張する人数を正確に知ることは、とても大切なことです。

「あがり症」という敵と戦うためには、敵の正体を正確に把握することが必要不可欠なのです。

あいまいに理解していれば、恐怖は延々と続くのです。

(中略)

「人前」の正体を分析する時に、「人数」と「人間」を明確にするアプローチが大切だと思っているのですが、もうひとつ、「場所」もあります。

『リラックスのレッスン』(鴻上尚史/大和書房)
  • 人数
  • どういう「人間」か
  • どんな「場所」か

などを事前に出来る限り把握していると、心持ちがラクになるというのです。試してみる価値ありかも。

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「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる (岩波ジュニア新書)
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緊張しない・あがらないためにリラックスのレッスン

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