10月の23日は二十四節気の『霜降(そうこう)』でした。露が霜に変わる頃。いよいよ秋も深まり、冷え込みが増していく頃でもあります。
この時期の夜空、月の美しい季節でもあります。「中秋の名月」「十五夜」はよく耳にしますが、お月見は今夜の「十三夜の月」も見てこそ、で「十五夜」だけを観るのは「片見月」と言って避けられています。
満月のちょっと前の、これからまだ満ちていくという完全ではない、言い換えるとちょっと余力の残った月を愛でるのです。
また、「十五夜」をその収穫時期から芋名月と呼ぶのですが、「十三夜」は栗名月・豆名月と呼ばれています。
秋の実りの豊かさに感謝の思いも込めて、お月さまにお供えをして祝った風習。
忘れずに空を見上げてみよう。