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ザ・ノンフィクション〜歌舞伎町便利屋物語で知った『周りの人も幸せに』の姿勢

先の8月23日(日)にフジテレビで放送された『ザ・ノンフィクション〜歌舞伎町便利屋物語』。録画したものを先日観て、その生き方や心情や姿勢に本当に胸が打たれた。

「懐の深い人」「心の熱い人」とか、こういうことなんだと思いました。

一番心に響いたのは、東京で周りから必要とされて、信頼されて仕事をしているだけではなく、地元の、父母のために父母それぞれが自分の能力を生かし、それが地域の周りの周りの人の役に立つ場を作っていること、子どもから色んな年代の人が、楽しみにしている場を作って、時間を作っていらっしゃったことです。

由藤さんの、懐の深さや愛の深さって、もう「すごい!!」の一言に尽きるというか。

まず、親を、この人生のうちに、幸せにできるって、自分の幸せにとっても大きなことだと、この年齢になってから気付いたことです。それは、もちろん親の言いなりになる、とかそう言ったことでは無く。そして、これは、40代を迎えると大抵の人はそんなふうな気持ちが芽生えてくるみたい。実際に周りでもそんな風な声を聞くから。

そして、やはり育ってきた地域の役に立つ。嬉しかったり、喜べる場や時間を作り出すこと。

そして、今いる場所の周りの人の役に立つこと、それを、自分ができることを、余すことなく使って、やり尽くしている。その姿勢。

由藤さんのご両親も、由藤さんが「自分の心の内」を告げた時、お母様は「何となくそうかなと思っていたのでさほど驚かなかった」、お父さまは「知らなかった。驚いた」とそれぞれの反応は違ったけれど、本人に対して、否定したり、世の中のこれまで「標準・当たり前」とされて来たことに、押し留めようとすることなく受け入れたから、良い関係が保たれたのかも知れません。

そして、由藤さんが東京に単身で出て来た時も、そのことを理解してくれ、自分でいられる場に身を置かせてくれた目上の方との出会い、同僚たちとの出会いがあったことも大きいのかも知れません。

10代、20代、30、40代と、その時その時で、きっと幸せの形も変わるし、嬉しく思うことも喜びも幸せもそれぞれに違ったりしてよくて、それを、その時々でお互い苦しくない方に受け入れて、そうやって月日が経って、現れて来た、流れに乗った形が、由藤さんが今回見せてくれた内容なのかも知れないと思いました。

心が震える回でした。

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