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東京国立近代美術館「MOMATコレクション」展

後期に観に行った下村観山展。残念ながら前期のみの展示だった太宰府天満宮所蔵の《束帯天神像》、見逃してしまったが、下村観山展のチケットで「MOMATコレクション」のほうも観覧できて、うれしい出会いだった!

「MOMATコレクション」は4階の入口から始まり順路は4階→3階→2階となっています。4階までは1階エントランスホールからエレベーターもしくは階段で。

1室 ハイライト

《束帯天神像》、見逃して残念と思っていたのでMOMATコレクションでいきなり《清宵 米原雲海》に出会えたのは嬉しかった。

清宵 米原雲海

菅原道真公が11歳で初めて詠んだ漢詩を彫刻で表した作品。梅と縁のある菅公、月夜の梅を見て生まれたそうな。阿呼(菅原道真の幼名)の視線の先には梅の枝の設定。

その漢詩は「月夜見梅花」と呼ばれています。

【月夜見梅花】

月耀如晴雪

梅花似照星

可憐金鏡転

庭上玉房馨

阿呼詠詩

東京国立博物館の解説では、「月は晴れた日の雪のように輝いている。梅は星のように照らされている。すてきだなぁ、金の鏡がこっちを向いて、庭で宝石の房を香らせているのは」というような内容だそうです。

菅原道真公は5歳のときにも、梅の花をみて歌を詠んでいます。

うつくしや 紅の色なる 梅の花

阿呼が顔にも つけたくぞある

阿呼(菅原道真)

道真さんの歌、なんか、いいんですよねぇ。

「東風吹かば〜」も「桜花〜」も、百人一首の「このたびは〜」も、心にササる歌です。

奈良美智さんの《Harmless Kitty》、約2年ぶりにMOMATコレクション展に帰ってきたそうです。この大きさ、いいですね。

ボナール、セザンヌ、ルソーの作品も並んでいました。

眺めのよい部屋

4階には休憩スペースがあります。

江戸城の基礎は太田道灌が築いたそうで、そこから徳川と続いたこの石垣と緑、その奥に現代の高層ビル群が広がるこの光景も、なんか好きなんです。

3室 キュビスム再考

個人的にはキュビズムのジョアン・ミロ、パウル・クレーも色合いが好きなのです。

ジョアン・ミロ《絵画詩(おお!あの人やっちゃったのね)》
パウル・クレー《花のテラス》

山口長男(たけお)さんと、村井正誠さんは初めての出会いでした。

山口長男《池》
村井正誠《シテCITE》

フランス語で「都市」という意味のシテ。「1930年代に内モンゴルの自治を目指す運動で注目された中国の都市、百霊廟を撮影した航空写真をヒントに描かれた。」と解説にありました。

建物を思う部屋

階段を降りて展示室を移動するときには、「建物を思う部屋」の一部が見えて、こちらもいい感じ。

2階には三國清三さんがプロデュースされたレストラン「ラー・エ・ミクニ」もあります。

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